雲の上に浮かぶ城、日本百名城のひとつ「竹田城」。
雲海に包まれる神秘的な姿から「天空の城」、
「日本のマチュピチュ」の名で知られ、多くの人が足を運ぶ観光名所となっています。
特に秋頃から冬にかけて、よく晴れた朝には朝霧を纏い、幻想的な景色が広がります。
こちらでは、竹田城跡の雲海に出会う時期・条件や、おすすめの絶景スポットなどについてご紹介します。
また、登山体験をより快適にお過ごしていただくように、「雲海登山セット」をご用意いたしました。
瞬きすることさえ惜しくなる「一生に一度は見たい絶景」。その感動をぜひご堪能ください。
竹田城跡の雲海
【竹田城について】
但馬の守護大名によって室町時代に築かれ、織田信長の命によって秀吉に攻め落とされた竹田城。
安土・ 桃山時代に自然石の声を聞きながら独自の石積み技法で整備され、
400年を経た今でも当時の威容を誇り、完存する石垣遺構としては全国屈指のもので、「日本100名城」にも選ばれています。
標高354mの山頂にある竹田城跡は、秋から冬にかけて雲海に包まれた幻想的な姿が特に有名です。
また、春には但馬吉野と呼ばれる満開の桜、夏は緑の森と抜けるような青々とした空のコントラスト、冬には息をのむ白銀の雪化粧。
四季折々に表情を変えるその美しさに人々は何度も心動かされます。
【雲海が見られる理由と条件】
雲海は、円山川から発生する霧によって生ずるものです。
昼の間に暖められた空気が夜に冷やされ、円山川の水温より低くなることで、川から蒸発霧が発生します。
その霧が山々の合間にたまった様子を高い位置から見下ろすことで、竹田城跡が雲海に囲まれ浮かんでいるように見えます。
雲海が見られやすい条件は主に以下と言われています。
・前日の日中が温かく、湿度も高いこと
・前日の夜から明け方の気温が低くなり、日中に向けて暖かくなる寒暖差が10℃以上あること
・当日の朝の天気が良く、風がないこと
竹田城跡がある朝来市の公式サイトでは「勝手に雲海予報」が掲載されていますので、ぜひご参考にしてみてくだい。
【雲海が見られる時期と時間帯】
時期:9月~11月
※11月初旬が一番発生しやすい条件となります。
11月になるにつれて徐々に可能性が上がります。
・時間:明け方から午前8時頃まで
【雲海を楽しむ絶景スポット3選 】
①立雲狭
竹田城が雲海に包まれる幻想的な姿、いわゆる 「日本のマチュピチュ」を楽しめる絶景スポットです。
城の南東に位置する朝来山の中腹にあり、3つの展望台から美しい眺望が楽しめます。第1展望台では竹田城跡を正面から捉えられるのでおすすめです。
2021年秋に立雲峡テラスが新設され、特に「光の道天望所」のデッキが人気です。
三角形のガラス板が設置されていて、視覚効果で撮影台から向かいの竹田城跡まで「光の道」が延びているように見えます。
※「立雲峡」公式サイトはこちら
②竹田城天守台
「竹田城跡の雲海」というと、立雲峡から見られる竹田城跡が浮かんでいる景色を想像する人も多いかもしれませんが、
その雲海が立ち込める竹田城跡の中から見る幻想的な景色も人気です。まるで自分自身も雲海に包まれているような体験ができます。
山頂にある天守台から、南に張り出した「南千畳」を撮影すれば、まるでマチュピチュのような迫力ある光景を撮影できます。
※「竹田城跡」公式サイトはこちら
③藤和峠
一味違う竹田城跡と雲海の絶景を楽しめる穴場スポットです。
竹田城の北西に位置する峠で、朝日がちょうど逆光になり、竹田城がシルエットとなる印象的な景観が楽しめます。
山々に囲まれながら、朝焼け空と光芒降り注ぐ雲海の中に浮かび上がる神秘的な姿を写真に収めることができます。
「竹田城 城下町 ホテル EN」でのご滞在
竹田城跡の麓、城下町まち並みの中心に佇む「竹田城 城下町 ホテル EN」。
400年の歴史を持つ酒造場や明治期の町屋などまちに点在する歴史的建造物は
悠久の時を経て13室の上質な宿へと生まれ変わりました。
まちをひとつのホテルに見立て、歴史あるまちに溶け込むように過ごす旅が叶います。
地元でしか知らない雲海を見れる穴場スポットをご提案し、皆様の雲海体験が最高なものになるようお手伝い致します。
秋の風が気持ちの良いこの季節、大自然を感じられる竹田城に登って体を動かし、
雲海の絶景体験でリフレッシュしてみるのはいかがでしょうか。
皆様のお越しをスタッフ一同、楽しみにお待ちしております。
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