3月3日は「ひな祭り」の日。
雛人形と一緒に、雛あられや菱餅、桃の花などを飾るご家庭もあるかと思います。
娘の成長と幸せを願う節句行事として人形を飾る文化は、
その昔、人形は厄を肩代わりすると信じられ
川に流し厄払いをする「流しびな」の風習、
平安時代の貴族子女の「ひな遊び」という紙人形の遊び、
嫁入り道具に厄除けの人形を持たせた風習などから、
定着したといわれています。
旧暦3月3日(新暦4月3日頃)は、桃の花が咲く時季のため
「桃の節句」とも言われています。
3月3日が過ぎたらすぐに雛人形をしまわないと
お嫁に行き遅れるといった迷信もありますが、
旧暦まで続けて飾る地域もありますので、
あまり気にしなくてもよいそうですよ。
新暦で祝うなら3月中旬、旧暦なら4月中旬に、
天気の良い湿気の少ない日にしまうといいでしょう。
飾る時に、しまう時に、雛人形を優しく手にして、
「どうか娘が幸せになりますように」と祈る。
ご家族の思いが代々託されていきます。
今週末まで朝来市生野町では「銀谷(かなや)のひな祭り」
のイベントが開催されています。
民家や商店などが協力して、約150軒に雛人形が飾られています。
お雛様のお姿、お顔も様々。
古典的な平安お公家美人、目鼻立ちがはっきりしている現代美人、
愛らしいおぼこ顔など、表情もとても豊かです。
日本有数の鉱山として栄えた町並みをのんびり歩きながら
厳かで色鮮やかな雛飾りを、ぜひのぞいてみてください。
●銀谷のひな祭り
開催:3月2日(木)~3月5日(日) 9:00~16:00
費用:観覧無料
※桃色ののぼり旗があるところが目印です
場所:JR播但線生野駅周辺から史跡生野銀山周辺
問合せ:079-679-4448 生野まちづくり工房井筒屋
http://www.ikuno-kankou.jp/information/kanayanohinamaturi/
当ホテルでも雛飾りをしております。
こちらのお雛様も歴史深い味のある趣きがあり
見ていて飽きがこないお顔立ちですよ。
ぜひ会いに来てくださいね。
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